2014年9月16日火曜日

ああジュリア、言葉少ななジュリア

しばらくウーフーについて書いていませんでしたけど、
ドイツ人のレアが三週間ほど前に出て行きました。
その後にイタリア人のジュリアと、
オーストリア人の三人グループが来ました。

ジュリアは元々チェンジョという小さな街にいて、
四ヶ月前に日本に来てから、
京都の大学で鳥の研究をしているそうです。
彼女はたった数ヶ月で日本語を覚えて、
なに不自由無くコミュニケーションが取れました。

だけど彼女は一週間だけの滞在で、
何で鳥を勉強しようと思ったのかとか、
どうしたらそんな短期間で日本語を使えるようになったのかとか、
聞こうと思ったことを聞く間もなく去っていってしまいました。

僕とウーフーたちの会話の時間は主に朝食の席と晩の遅い時間です。
真夏時の畑仕事は遅くとも七時頃には開始するので、
だいたい彼らは六時頃に起きはじめて
六時半には自転車で畑に向かって行きます。
うちから畑までは自転車で十分ほどです。

というものの、ほんとんどのウーフーたちに当てはまるのは、
彼らが朝食よりは睡眠を選ぶことです。
彼らは時間ギリギリに起き出してすぐに顔を洗い、ハミガキをして、
「イッテキマース」と急いで家を出て行きます。
僕は台所で朝食をとりながら「行ってらっしゃーい」と送り出します。

昼にウーフーたちは畑から店にまかないを食べにきます。
だけどお昼時、僕は仕事真っただ中なので
挨拶を交わすていどで、
彼らはまた午後の仕事に戻り夕方の五時頃には帰宅します。

僕が仕事を終えて帰宅するのは夜の十時前後で、
このときだいたい彼らは寝床につくところか、
あるいはもう消灯しているので、
一日まるで言葉を交わさないことが普通です。

稀に彼らが朝食に早く起きて来たりとか、
晩にコンビニで買ってきた酒を飲んでいたりするのに遭遇したときに、
僕らは台所でコミュニケーションをとることができます。

ジュリアに関してはそういう遭遇が一度も無く、
職場でも忙しくて挨拶できるていどでした。
彼女は背が僕よりも高く170センチ以上あり、
足は僕のヘソの辺にあるんじゃないかというぐらい足が長かったです。
髪の毛は灰色がかったヘーゼルナッツのような色で、
しっかりと相手を見つめて言葉を交わすところに意思の強さを感じます。
だけどどうやら彼女は奥手らしく、
家では静かに部屋に籠っていました。

ジュリアのいる間、
香港系アメリカ人のインも二ヶ月弱の滞在でまだうちにいました。
ただ彼は完全なオタクで、
部屋でPSヴィータのゲームをやっているか、
家にAmazonから毎日届く漫画の整理をしているかのどっちかです。
オクテとオタク二人の滞在時期、うちはとても静かでした。

先週からウィーン大学の日本語学部に通う三人の
オーストリア人グループがやってきました。
彼らは控えめでありながら社交的なほうで、
日本人っぽいところがあります。

しばらくブログを書いていなかったので、
自分の文章によそよそしさを感じます。
毎日書いていると考えもせずスラスラ書けるんですけど、
運動をせずに体が固くなるのと同じ状態かもしれません。

僕は先月から毎朝魚屋さんに通ってます。
今日は太刀魚とヒラメとヤリイカを買いました。

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