2014年3月29日土曜日

一針余分に縫っといてください

こないだ子供がいる主婦たちが集まって
「子供を出産するとアソコが広がっちゃうって言うけどほんと?」
というトピックで盛り上がっていました。
(※ピッツェリアは店内が狭いために、
気心の知れた仲間が集まるとオープンな会話になりやすい)

僕も男ですけどそういう話しはよく聞きます。
たとえば、出産を重ねると、
最初は大変だったのも三人四人と生むにつれて、
だんだん楽になってくる、とか。

ウチの死んだおばあちゃんは八人兄妹の末っ子でしたけど、
僕が小さい頃よくおばあちゃんがこう言ってました。
「あたしはツルッと出てきたよ」

僕は四人兄妹ですけど、
自宅出産だったので下の三人の出産を間近に見てました。
ウチの末っ子が出てきたときには、
確かにツルッと出てきたような覚えがあります。

と、そういうふうに思いを巡らすと、
やっぱり出産をするとアソコは広がりそうです。
だけど僕が驚いたのはそんなことじゃありません。

主婦同士で話しが盛り上がっているときに、
40代のKさんがポツリとこう言いました。
「“一針余分に縫っといてください”って頼む人もいるのよね」

いるいる、と周りの人もコクコク頷きました。
つまり、
出産で裂けたアソコを医者が縫うときに、
通常よりも多めに縫ってもらって間口を狭くするそうです。

——え?そんなこともありなんですか!?
ジョークですよね?

「ジョークじゃないわよ。
私は縫ってないけどね」
とKさんは言いました。

ぼくはこのことを確かめるために職場の人たちに聞いて回りました。
しかし女子男子含め誰もそんな話しは聞いたこともないと言ってます。

オーシャンで一番の下ネタの権威である宮本さんも、
「だいたい、入口だけ狭くしても奥は広いままじゃん。
そんな日本の大学みたいな話しは聞いたことない。
入学するのは難しくて卒業するのは簡単、みたいな」
と言っています。

やっぱりジョークだったのかな。
もし「私は一針余分に縫ってもらったわ」
という方がいたらこっそり教えてください。

2014年3月20日木曜日

車の話し

こないだオーシャンにみえたお客さんと
車の話しになりました。
見せてもらおうと思ったらお客さんはこう言いました。

「今代車だから恥ずかしいから見せれない」

代車が恥ずかしい?
そんなこと今まで思ったこともなかったです。
というか、僕は逆でした。
だいたいどんな代車でも自分の車よりはきれいでしたから。

女の子とデートのなんかするときには
そのタイミングに合わせて車検に出して、
代車で迎えに行きたいぐらいです。
それぐらい僕は良い車とは無縁です。

僕の歴代マイカーをリストアップするとこうなります。

⑴セルシオ……ニコイチをもらった
⑵アコード・セダン……30万円で友達から買った
⑶オデッセイ……10万円で勤め先の人から買った
⑷ジムニー……母親の車
⑸コロナ……祖父の形見
⑹カローラ・フィールダー……営業車、会社のリース
⑺トッポ……母親の車
⑻ekワゴン……10万円で友達から買った

僕が乗った最も高価な車はセルシオでした。
これは18歳のときでまだ免許を取る前でした。
今でもニコイチが出回っているのか知りませんけど、
当時僕の周りにはニコイチの情報がよく流れてきました。

ニコイチとは盗難車のナンバーを外して、
正規で登録してあるナンバー付け替えた車のことです。
こういう車がよく売りに出ている話しを聞きました。
だいたい正規の値段よりも10分の1ていどでした。
(セルシオが300万円なら30万円とか)

なぜ僕がこの車をもらったかというと、
マクドナルドの駐車場で友達とハンバーガーを食べていました。
そうしたら、
このセルシオが横に停まって猫ひろし似の四十代男性が降りてきて、
僕らに「気に入らない」と言っていがみ合いになり、
僕はパンチを受けました(痛くなかった)。
その慰謝料(?)というつもりか知らないですけど、
後日その車をタダでもらいました。

今思えばその人はただ、
危険な出所の車を手放したかっただけかもしれないですけど、
僕は一円も払わず高級車に乗れるということで、
一つ返事で喜んで譲り受けました。

もちろん名義変更とかそんな手続きはありません。
その人のアパートの玄関で鍵だけポンと渡されて、
「そこの駐車場に停まってるから乗ってって」
バタン(ドアを閉める)。
以上です。

一応トランクは確認しました。
死体が入っていたらどうしようぐらいの想像は
僕でもできました。

でもその車は、
僕が高級車に乗っているという情報を
聞きつけた先輩に取りあげられて、
すぐに無くなってしまいました。
ニコイチとはそんなふうに簡単に横に流れていく車でした。

僕が最もお金を出して買った車はこれも18歳のときで、
ローライダー仕様に改造されたアコードでした。
友達は100万近く出して改造したんですけど、
一般的な需要がないために仕方なく僕に格安で売ったという感じです。

それ以降車に10万円以上出していません。
また今月車を買う予定です。
それも10万円で、
スマートという小さな車です。

前乗っていた人が屋根と内装に、
自分で断熱塗料の白いペンキを塗ってしまった車です。
医者が往診で使っていたそうです。
僕も人のことは言えませんけど、
医者がやることもよく分かりません。

買ったらとりあえず、
塗り直せるところは塗り直そうと思います。

2014年3月15日土曜日

風と波

二年三ヶ月の間、
ほぼ毎日ブログ更新をしてましたけど、
習慣を変えてみようと思って、
一週間に一回ていどの更新という感じにしようと思ってます。

書くことは毎日書いてるんですけど、
最近は手書きでノートに書いてます。
ブログとノートの一番の違いは、
やっぱりノートだと個人的になります。

とはいってもブログだって
特にオーシャンの情報を発信するわけではなく、
個人的なことを書いてばっかりでしたけども。
一応それでも、人に見られることを前提としてますから、
極力客観的に書くことに努めています。

そうやってずっと書いてきて、
ここ数ヶ月、自問してきました。
主観って何だっけ?とか、
自分の心の動きは入っているのか?とか、
入っているならどの辺りに?とか、
そういう自問です。

たとえば海は、風が吹けば波が立ちます。
僕はこれまで風を描くことに真剣になれました。
強風、無風。
北風、南風。
潮風、ビル風。

それがしばらく前から、
風も大事だけど、
波立ちも気になる、
という気持ちになってきました。

人と会ったり、
仕事をしている中であったり、
私生活での刺激であったり、
色んな風を受けて、
僕の肌は波打っています。

その自分の波立ちと、
自分の周囲の人が起こす風を、
合わせて考えたい。

毎日ブログを書いていると、
その自分の波立ちの部分をうまく描ける気がしないので、
もうちょっと書いたものを直したり読み返したりしてから、
アップしようと思います。

絵画で言えば、風は目に見えないです
(『北風と太陽』みたいに顔を書けば見えますけど)。
風を受けた波を一緒に描いて、
はじめて風の強さが分かります。

風による波立ちに敏感になろう、
そういう気持ちでスタッフブログをしばらくやってこうと思います。
「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺のミソは因果関係です。
僕は、自分の周りに吹く風が、
自分にどんな因果をもたらしてるのか、気になります。

でも、この習慣をはじめた先からもう悩みが出てきました。
これでブログが面白くならなかったらどうしよう。

2014年3月10日月曜日

四本足の机

今日は年に五回しかない料理教室に行ってきました。
先生はもう七十後半のおばあちゃんで、
安城市にある自宅で教室をはじめて、
もう二十五年になると言っていました。

この教室の驚くべきところは、
生徒の方々の継続年数です。
五年、十年通っている方もいれば、
最長は二十年になる方もいます。

和食、中華、フレンチ、イタリアンというふうに、
日によって内容が異なりますが、
今日は中国料理の日でした。
中国料理にはたくさん珍しい食材があります。

動物にかぎらずカエルとか犬とかは中国では普通ですよね、
という話しをしていました。
教室で最長年数通われているヨネさんという方が、
その中国の“何でも食べる”という特徴を
表すこういう諺があると教えてくれました。

「中国では四本足のものは、
机以外すべて食べる」と。

諺というか、これはジョークですよね。

2014年3月9日日曜日

反応が早いけど勘違いが多い人

スタッフのよしえさんは大卒で、
マイペースなスタッフが多いオーシャンの中では、
頭の回転が速いほうです。

車を走らせてキーキー音がなる原因について話していました。
「これはベルトが原因だね」
とみんなで頷いたところでよしえさんは、
ピンときた顔で素早い反応をしました。

「え?シートベルトが原因だったんだ!?
はめ方が悪いのかな!
もうちょっとしっかりはめ込まないとダメってこと!?」

と一息でまくしたてていましたけど、
原因はタイミングベルトです。
よしえさんは反応が早いところに感心しますけど、
勘違いを途中で遮れないぐらいの反応の早さにたまに戸惑います。

2014年3月8日土曜日

本日のランチメニュー

本日のランチメニューは【畑のランチ】がお休みになりまして、
ピッツァランチがいつもより拡大して、
それとカレーランチになります。

〈PIZZA〉
・マリナーラ
・マルゲリータ
・クワトロ フォルマッヂ
・リコッタチーズとたまねぎのピッツァ
・三種のきのこのマルゲリータ
・(新城産)イノシシのハムとルッコラのピッツァ
・(三河湾)シラスとねぎ味噌のピッツァ

〈CURRY〉
・ハラペーニョとココナッツのグリーンカレー

今朝は寒くてベッドから出るのに時間がかかりました。
だけど、天気が良くなるそうなので、
海際はお昼頃にはポカポカしてくると思います。
ぜひドライブがてら、遊びにきてください。

2014年3月7日金曜日

軟弱感覚

人が好きだと言えば僕も好きになる。
人が嫌いだと言えば僕も嫌いになる。

人がああしろと言ったら僕は“ああ”する。
人がこうしろと言ったら僕は“こう”する。

人が甘いと言えば僕も甘く感じる。
人が辛いと言えば僕も辛く感じる。

これは極端でもありますが、
ほんとうに僕はこんなふうに、
人の意見に左右されています。
僕に感覚はあるのか?
とたまに自分を疑います。

人が、話しを合わせているでしょ、と言えば、
そんなつもりはなかったのに、
話しを合わせていたように思えてくる。

人に話しを合わせて三〇年になります。
たぶん八〇歳になっても、僕は人に話しを合わせていると
思います。

明日もまた、
人に話しを合わせていると思いますけど、
よろしくお願いします。

2014年3月6日木曜日

あなたは何ティブ?

生活にしても仕事にしても、
調子を聞かれたり聞いたりすることがあります。
それで、ポジティブでもネガティブでもないとき、
というよりほとんどどっちでもないときが多いんですけど、
答えるのに困ります。
困って、うーん、と悩んでいると、
「じゃあ何ティブなの?」と聞かれたら、どうしますか?
ますます困りませんか?

そういうときに僕は何と答えるのがしっくりくるのか、
どうしたらキマルのか。
分かりました、発見しました。
何ティブだと思いますか?

インセンティブ?
違います
イニシアティブ?
違います。
そういうとき僕はこう答えることにします。

「僕はただのネイティブだ」

僕はただのネイティブだ。
ポジティブでもネガティブでもないとき、
僕はネイティブです。

どうですか、カッコいいしょ?
「僕はポジティブでもネガティブでもない。
僕は、ただの、ネイティブだ」
どうですか?
もう一回言いましょうか?
もういいですか?

とにかく、前向きでも後ろ向きでもないとき、
今現状直面している問題に瞬間的に反応すること。
気分に左右されず、ストレートに表現できる。
そういう状態をネイティブと表さずに何と言いますか。

原初的な状態は、
ポジティブとネイティブの間にある。

風呂の栓

風呂を入れるためにお湯を出し、
溜まったと思って入ろうとすると、
実は風呂桶の栓をしていなかった、
ということが僕には稀にあります。

こんなガッカリくることはありません。
こっちはもう裸です。
浴室内はお湯が溜まっているとき以上に、
もやもやと湯気で白くなっています。
お湯はジャバジャバ勢いよく出てきているんですけど、
そのままゴボゴボいって排水口に流れ出ている。
悲しい。

それで、あることに僕は気付きました。

「お金を湯水の如く使う」という言い方がありますけど、
僕は湯水を湯水の如く使ってしまった、ということになります。
「財産を蕩尽する」という言い方がありますけど、
僕はお湯を蕩尽してしまった、ということになります。

昔の人にとって「お湯」は大事にしないといけないもので、
お湯の無駄遣いは財産を食いつぶす筆頭な行為だった。
お湯の垂れ流しは消費の象徴だった。
それでこういう言い回しが生まれたんです。
どうですか、違いますか?(えへん)

2014年3月4日火曜日

食器洗い機が洗うのは食器だけじゃない

お屋敷のような邸宅に住む奥さん(仮名Mさん)から聞いた話しです。
Mさんには娘が一人いるんですけど、
主人と共働きをしていて、
平日は朝からお昼まで半日家を空けなければいけないので、
お手伝いさんを雇っています。
(こういう場合は「召し抱えている」と言うのか?
僕にはお手伝いさんがいたことないので何と言っていいか分からない)

お手伝いさんは子供のお世話をしたり、
家事全般をしています。
子供が幼稚園から帰ってくるとお手伝いさんが洋服を着替えさせたり、
持ち物を片付けてお弁当箱なども洗います。

もちろん食器洗い機がある家なので、
お弁当箱や水筒などを洗います。
その後、Mさんは家に帰りお手伝いさんからどんなことがあったか、
子供に何か変わったことがなかったかなど、
話しを聞いてから入れ替わるというのを日課にしてるそうです。

普段Mさんが家に帰る時刻には、
お手伝いさんは洗い物も終わって、
子供の翌日の幼稚園のために必要なものは
カバンの中に入れて準備が整っている状態になっています。

だけど先日、Mさんは早めに家に帰れる日があった。
お手伝いさんにはまだ仕事が少し残っていたけど、
「残りは私がやっとくから」
と言ってお手伝いさんにはいつもより早く切り上げてもらいました。

Mさんが子供のカバンに必要なものを入れようと思っていると、
歯ブラシが無いことに気付きました。
辺りを探し回りましたけど、見つかりません。
そこでハッとして、しばらく前にも同じことがあったのを思い出しました。

Mさんが食器洗い機の蓋を開けると、
案の定、歯ブラシが入っていました。
以前にも今回と同じようなことがあったみたいで、
だけどお手伝いさんに聞くタイミングを逃してそのままになっていたようです。

そういう話しを、こないだMさんがオーシャンに来てくれたときに、
してくれました。
で、こう訊ねられました。
「歯ブラシを食器洗い機に入れることってあるのかな?」

で、僕はこう答えました。
「いや、ないです」
それはお手伝いさんに早めに聞いてみたほうがいいです、
一体どういうつもりで食器洗い機に歯ブラシを入れてるのか、
って聞いてみてください、と僕は言いました。

それ以来Mさんには会ってないですけど、
僕の頭には食器洗い機で歯ブラシを洗浄する光景が染み付きました。

2014年3月3日月曜日

心臓とスプリングの会話

今日は朝うつ伏せで目覚めました。
まだ目を開く前、暗闇の中、
トク、トク、トク、と心臓の鼓動が聞こえます。
それだけなら普通ですけど、
トク、トク、トク、トク、キシ。
トク、トク、トク、トク、キシ。
トク、トク、トク、トク、トク、キシ。
とキシむ音が間あいだに入ってきます。

心臓の軋みではありません。
ベッドのスプリングが鳴っている音です。
だいたい四から五回心臓が鼓動すると、
一回軋む割合です。
眠りから覚めた、ほんの小さな心臓の鼓動と同じヴォリュームです。

そんなバカな、と思いました。
心臓の鼓動に反応して、
ベッドのスプリングが軋んでいるのか?

そんなはずはない、
と、うつ伏せで目をつむったまま数分したら、
軋む音がしなくなったので、
起き上がりました。

心臓がよく喋る女の人で、
スプリングのほうは聞き役の男でカップルの関係だな、
と思いました。

硬くなったブリー

僕はブリーチーズが好きです。
チェダー、それからモッツァレラの次ぐらいに、
ブリーは好きです。

カマンベールのように柔らかく、
クリーミーでねっとり舌にまとわりつく感じがたまりません。
僕の場合はクラッカーにのせて食べることがほとんどです。

その大好きなブリーが一塊家にあることを忘れて、
何ヶ月も経ちました。
おそらく半年以上だと思います。
ブリーを冷蔵庫の奥底で見つけた。

もうこれはダメだ棄てるしかないと絶望したんですけど、
匂いをかいでみると、とりあえず臭くありません。
まあ、チーズだから臭いことは最初から臭いんですけど、
腐敗臭ではありません。

これは食べれるかもしれないと思って、
包丁で切ろうとしました。
硬すぎて切れませんでした。
あの、柔らかい、バターナイフで切れるようなブリーが、
普通の出刃包丁でもちょっとやそっとでは刃が入りません。

硬さはパルミジャーノ級になっています。
パンに載せて焼いてみました。
あるていど食べられるようになりましたけど、
一度硬くなったブリーは、ちょっと焼いたからって、
元のねっとり感を取り戻してはくれません。

残念です。
味はブリーそのものなのに。
「好きなものは悪くなる前に食べろ、
硬くなる前に食べろ!

という教訓を昨日は得ました。

2014年3月2日日曜日

最中のお吸い物

・日曜日はカフェが結婚式で一日貸切りとなります。
ピッツェリアは通常営業していますので、
よかったらピッツァを食べにきてください。

9時から11時まではモーニングでパニーニを出します。
11時より7時までピッツァ営業してます。

・今日は家に帰ってきて、
ビールを飲みながら、
【亀田の柿の種 ぶどう山椒】を食べてます。
僕はわざび味が一番好きです。

僕の柿の種の食べ方に関しては、
特別な点はありません。
柿の種のほうを先に食べるかピーナッツを先に食べるか、
そういう実験もしたことはありますけど、
今は一口につき4〜5粒(1〜2粒がピーナッツ)です。
どうでもいい話しですけど。

・こないだの金沢旅行で、
小夜子さんが息子にお土産買って家に帰りました。
最中の殻のような形のお麩に、
具材が詰まっているお吸い物です。

フリーズドライなのか忘れましたけど、
大根とか人参とかが乾燥して殻の中で縮んでいます。
だからパッと見、最中と間違えます。

小夜子さんは家に買って帰り、
息子がうれしそうにパッケージを開けて、
そこでこう言いました。
「最中じゃないの?」

そうなんです。
それはお吸い物なんです。
息子はガッカリしました。
うん、僕も最中だと思ってそれがお吸い物だったら、
ガッカリするかも。

2014年3月1日土曜日

お手軽な発注にはお気をつけ下さい

FAXは私生活では表に出てきませんけど、
社会活動の中ではよく使われます。
社会活動の中でも限定的でも、
FAXを使うことといったらほぼ受発注業務です。

僕の経験では、
塗装屋でペンキを注文するときも、
飲食店で食材を注文するときも、
本屋が新刊を仕入れるときも、
みんなFAXのやり取りでした。

小口だからといって電話で注文しても、
「後からFAX流しといてもらっていいですか」
と言われます。

電話だともしかしたら、
忘れるし、
聞き間違えをするし、
記憶がごっちゃになる。

お互いに「注文したよ」
「分かったよ」
という記録を取っておくためにみんなFAXを使う。

僕はそういうFAXの記録が残る確実性と、
更なる利便性を求めてLINEを使ってチーズ発注しています。
ところが、
文章で記録に残したほうが確実だと思っていたんですけど、
先日間違いがありました。

僕はチーズを130個頼んだんですけど、
相手は30個だと思って用意していました。
なぜそうなったかというと、
冬のヒマな時期は毎度それぐらいの個数ずつで
注文していたからです。

僕が誤発注をしたと思い、
気を利かせていつも通りに修正して作ってくれていました。
その間違いはメールとかLINEならではの、
簡便さゆえの間違いでしょう。

携帯で送るのはFAXよりも手軽な操作だし、
電話なら声に出した時点ですぐにお互い確認できる。
メールなどでは「ほんとに数あってますか?」
なんて聞き返すのも愚問な気がする。

そういえば、
何かで読んだことがあるんですけど、
安藤忠雄の建築事務所ではメールもFAXも禁止らしいです。
確か電話で打合せも禁止でした。

簡便さを求めすぎた結果の手違いでした。
チーズ屋さんどうもすいません、
かんびんしてください。