2014年2月11日火曜日

上品さと豪快さ

「サワラのせいろ蒸しちり定食」を食べました。
蒲郡の形原漁港のすぐ近くにある[食堂 松月]は、
ちょっと上品な食堂です。
味つけ、盛り付けがうるさくなくて繊細です。

付け合わせだってキュウリのQちゃんや着色沢庵ではなく、
椎茸や昆布、油揚げなど具沢山な佃煮です。
浅漬けもじぶんのところで漬けてるのか、
白菜から良い香りが漂ってます。

日替わりの「サワラのせいろ蒸しちり定食」ですけど、
まさか食堂のランチでせいろを使った料理とは、
ちょっと上品な気分になります。
旅館の晩ご飯にだって、
一人一つのせいろが出てきたことはないです。

僕は注文するとき「蒸しちり」って何だろう、
エビチリみたいなピリ辛系か?
と分からなかったんですけど、
せいろに惹かれて頼んでみることにしました。
それで食べ終わって帰りの車の中まで
「ちり」のことは忘れてました。

「蒸しちり」とはピリ辛系のことではありません。
携帯ですぐに調べました。
ダシと酒で蒸した料理のことだそうです。
お店の奥さんに聞けばよかったんですけど、
料理が美味くて満足して出てきちゃいました。

そんな繊細なちょっと上品な料理を出すお店ですけど、
品数は繊細ではありません。
むしろ豪快です。
どこら辺が豪快かというと、
見開きメニューにはこれだけの品数が載っています。

日替わり定食:5
定食:8
丼:8
御飯:5
汁:5
中華そば:13
うどん・そば:19
一品料理:27
合計77品目

77品目です。
制覇するために毎日通っても、
一年365日中77日間かかるので、
これは4.7日に一回は松月で御飯をしなければ達成できない品数です。

中華そば、うどん・そばの品数は、
そこら辺のラーメン屋とうどん屋とそば屋を
三件分合わせたぐらいのメニュー数です。

この上品さと豪快さを併せ持ったお店は貴重です。
僕はまだ二回しか行ったことありませんけど、
後75回は行く気でいます。

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