2014年2月27日木曜日

鼻水ガードマスク

二月に入って花粉症の人の苦しみの声をよく聞きます。
オーシャンで最も花粉症のダメージがひどいのは、
スイーツ作りとホールを担当するりょうちゃんです。

二月に入ってからほとんどマスクをしているので、
しばらくの間りょうちゃんの顔の全貌を見ていませんでした。
この一月、おでこと目しか見ていなかったです。

だから先日、社員旅行に行ったとき、
食事のときはさすがにマスクを取るので、
そのとき久しぶりに彼女に会った気がしました。
同僚でいつも一緒に仕事をしているのに「久しぶり」なんて、
変な感じです。

彼女は花粉症の苦しみをこう表現してます。

「こんなみじな気持ちになることはない。
目も声も笑ってるけど、
マスクの中はあごの下まで鼻水が垂れてるんだからね。
ねえ、
メモ取ってるけど絶対ブログに書かない方がいいと思うよ。
お客さんひくから」

通常サイズのマスクだと
あごに垂れてくる鼻水を受け切れないので、
彼女はわざわざいちばん大きいサイズのマスクを選んでるそうです。
おかげで顔の六割は隠れています。

花粉症のみなさんに幸あれ。

金沢の回転寿司

金沢の回転寿司がうまいうまいとよく聞いていたので、
食べたい食べたいといつも思ってて、
とうとう食べれました。
近江町市場の[もりもり寿司]に行ってきました。

平日の昼頃でしたけど市場は活気があります。
観光客らしき人もたくさん見かけましたし、
地元の人らしき買物客もたくさんいました。
日本海は魚が美味しいという評判だけあって、
魚の種類も多い気がします。

特に目立っていたのは“のどぐろ”です。
アカムツの別名で、
口の中が黒いからのどぐろと言うそうです。
これがどのお店にも大きく書かれていました。

[もりもり寿司]に入るまで、
のどぐろには大して注意を払いませんでした。
だけどメニューを見ると「金沢名物のどぐろ」と書いてあり、
ここまで言われたら一度食べてみようと思わされました。

まず「のどぐろのあら汁」。
これはのどぐろの顔を見るメニューとしてはピッタリです。
お初にお目にかかります、と一言、挨拶ができます。
このあら汁はラーメンの汁のようです。
背脂でこってりスープがありますけど、あれに似てます。
麺を入れたい。

それから「のどぐろのにぎり」。
白身の刺身とは思えません。
醤油に付けると醤油に脂が浮きます。
白身と言ったらコシを想像します。
噛み応えがあるのが白身です。

脂を味わうには「のどぐろの炙り」が良いです。
のどぐろは「白身のトロ」と言われるそうですけど、
ほんとにトロッと舌の上で分解されてしまいます。

それから「のどぐろのあら汁」に入っていた頭の、
目玉も食べました。
「頭が良くなる」と言われて、
今まで魚の目玉は食べようと思ったことすらなかったけど、
食べました。

目玉は硬いです。
奥歯に目玉が挟まったらどうするんだ、
こんなものを食べるのは頭が悪いとしか思えないぞ、
という気持ちになりました。

2014年2月26日水曜日

滑り止めリップ

最近よく髪の毛につけるワックスでも、
顔や唇にも塗っても良いというものを聞きます。
自然素材だから、
体のどこに塗っても安心だそうです。

とはいっても長い間、
ヘアーワックス、
化粧水と乳液、
リップクリームと部位によって使い分けていました。

それがいざまとめて一つになると
「ほんとに大丈夫か?」
とちょっと抵抗があります。

僕は昔塗装屋でしたけど、
木に塗るオイルで安全で良い商品だと訴えるために、
「飲んでも大丈夫です!」
という決まり文句をよく言ってました。

僕は飲んだこと無いですけど、
知合いの営業マンがそうやって言ったときに、
お客さんに「じゃ飲んでみてよ」と言われてほんとに飲んだそうです。
彼はその後しばらく胃がムカムカして、
気分が悪くなったそうです。

いくらオイルが飲めるからって、
“飲み物”ではないですから、
あんまり飲んじゃ胃だってもたれるはずです。

それと同じように、
自然素材のワックスだからと言って、
髪の毛に使うやつを顔に塗って顔がパキパキになったらどうしよう、
とちょっと不安を感じます。

僕もそういう自然素材のワックスを一個もってます。
「アルガン・クリーム」という名前で、
原材料を見るとモロッコのアルガンという木のオイルと、
タイの蜜蝋だけと書いてあります。

ハンドクリームのように使ってもいいし、
リップクリームのように使ってもいいと言われました。
それでいざ唇に塗ってみようと思って指でワックスを付けてみると、
ベタベタします。

リップのようなプルプル感はありません。
普通リップというと滑り易くなるのをイメージしますけど、
これは唇がピッタリと滑り止め効果を与えられたように滑りません。
フローリング用のワックスと間違えてないか?
と思うぐらい滑り止めが効いています。

よくよく人に聞いてみると、
自然素材のワックスは寒い時期は硬くなるから、
温めて塗るとツルツルになると教わりました。
このことを聞く前に、顔に塗らなくて良かったです。

2014年2月24日月曜日

塩辛い温泉

外泊の準備。
男子は簡単ですけど、
女子は荷物がたくさんあって大変そうです。

テレビか何かで、
世界的に男性の荷物の量が1に対して、
女性は5の割合いで多いと聞いたことがあります。
そして、5倍の量を持ってきても実際に使うのはその半分みたいです。
貴女淑女の皆さん、思い当たることはありませんか?

ちなみに僕の荷物は下着と、
髭剃りとKindle、
それと宴会用のスパークリングワインを一本だけです。
ワインが荷物の面積の半分を占めてます。

同じ男子でも、準備がまともにできないと一泊に対してバランスの悪い荷物量になります。
遅刻してきた荒川くんは慌てたせいで、
嫁のレギンスを一足と、
Tシャツを四枚持ってきました。

金沢の和倉温泉に来てますけど、
海が目の前なのか、
温泉が塩辛いです。

2014年2月23日日曜日

旅行前の仕込み

明日より一泊二日で社員旅行に行ってきます。
白川郷と金沢です。
やっと寒さから抜け出せると思ったところで、
愛知よりもさらに寒い場所に行くことになります。

休みは休みでも、
どこにも出掛けない休みと、
二日間店から離れる休みとなると、
ぜんぜん仕込み内容が変わります。

今日の夜にもう水曜日の分の生地を仕込んできました。
朝方まで常温で発酵させて、
明日は職場に集合なのでそのときに冷蔵庫に仕舞います。
それから中二日の熟成をさせることになります。

水曜日に使う分は火曜日の夜仕込みでは遅いです。
一晩では熟成が浅くて、
発酵もまだ5から6分といったところでしょうか。
こういう生地を焼いても、
食べると重さを感じます。

しっかり熟成されて発酵も丁度いいと、
同じ小麦粉の量にもかかわらず、
お腹の膨れ具合が違います。
“軽い”と感じます。

ピザは、もちろん熱いうちに食べきるのが一番美味しいですけど、
そんな早食いができないとき、
後半になるとどうしても冷めてきちゃいます。
そうした冷めた状態でも、
美味しい生地があります。

そういう生地にしたいです。
噛むとうまい生地。
噛んでも硬くて口の中でモソモソして溶けていかない生地ではなくて、
噛むとよだれが出てそのよだれで溶けちゃうような生地。
説明が汚いですけど。

発酵してる生地は溶けやすいです。
発酵し過ぎの生地は、
トマトソースを塗るとすぐに溶けてきます。
そこまでいくとうまく作業ができないので、
仕込みの量と消費量の計算でいつも悩みます。

仕事の人も、休日の人も、
良い月曜日になりますように。

2014年2月22日土曜日

本日のマルゲリータ

【本日のピッツァ】には、
「イノシシのハムを使ったマルゲリータ」(¥1,380)を出します。
新城のイノシシです。
イノシシですから野生で、赤身の多い肉です。

薄切りにしたものをピザに載せて焼きますけど、
見た目はベーコンのようです。
焼くとじんわり脂が出て、
噛むとカリッとしつつうまみがあります。

マルゲリータに合わせると、
トマトソースの酸味とモッツァレラのミルキーさによって調和します。
突進型の肉ですけど、
ほどよくブレーキが利いて独特のクセを楽しめる味になります。

今日も明日も天気が良さそうです。
来週からは気温が上がってくるみたいで、
種まきの季節がやってきます。

2014年2月21日金曜日

セロテープの使い方

冬は乾燥してます。
僕は部屋の暖房に石油ストーブを使っています。
やかんによる加湿効果を得てからは、
喉が痛くなることが減りました。

前住んでた家ではエアコンを使っていたので、
加湿器を併用していました。
加湿器を使っていなかったときは、
朝起きるといつも喉がカラカラに乾いていました。

朝起きると、
喉と喉がギュッとくっついてしまったような感覚で、
唾を飲み込むのも痛いです。

ひどいときは加湿器も効かなかったので、
マスクをつけて寝ていました。
だけど朝起きるとマスクはいつも取れてしまっていて、
効果があるのかないのか分かりません。

湿度に過敏な知人は夜、洗濯物を寝室に干すと言っていました。
人がいない部屋よりも人がいる部屋は暖かくて乾きやすいし、
湿度を保つし一石二鳥だ、と。
なるほど、僕も二日に一回洗濯するので、
それならできる。

来週は社員旅行で旅館に一泊しに行きます。
そういうときも問題です。
旅館とかホテルの部屋は特に乾燥してます。
ブログでだいぶ前に、
僕は外泊するとき部屋に打ち水のように水を撒くと書いたことがあります。

外泊で加湿器があればいいけど無いことがけっこうある。
そういうときにかぎってマスクも持っていなかったりする。
そこでどうするか。
湿度に過敏な知人がもう一つ教えてくれました。

「マスクを忘れたら、セロテープを口に貼るといい」

セロテープ?
つまりその人が言うには、
セロテープを唇に縦一本貼って閉じるように、とのことです。

「取れてもいいから、騙されたと思って貼ってみて。
絶対に変わるから」

マスクを忘れたんだから、セロテープだってきっと持ってないよ、
と僕は言ったんですけど、
「フロントでもらってきて」
と言われました。

フロントでセロテープを一本もらったら
どうやって部屋まで持って帰ったらいいのか。
順等なやり方は、指先に貼り付けてヒラヒラさせながら持って帰る方法です。
だけど、そんな長距離を歩いている間に、
セロテープとセロテープがくっついてしまわないともかぎりません。

だからといって、
フロントでもらってすぐ唇に貼って部屋に戻るのも恥ずかしい。
もし売店でマスクが売ってたら、それを買って口元を隠せるんですけど、
そうなるとそもそもセロテープが必要なくなります。

そういうわけで、
外泊はいつも湿度が悩みの種です。

2014年2月20日木曜日

おねしょを止める

昨日お客さんがこういう話しを教えてくれました。

「小学校の給食センターで人が食材を切っていたところを、
フードプロセッサーのような機械を導入したら、
子供たちがおねしょをする確率が増えた」

なんでそんな話しが出たかというと、
お客さんがピザの【ペスト・テラベーゼ】を頼んでくれて、
ソースの作り方を訊ねられたので説明をしたからです。
バジルをすり鉢で30分かけてすり潰したけど、
フードプロセッサーで3分で撹拌するのと大きな違いはない、
だから今度はフードプロセッサーにしようと思う、と。

そうしたらそのおねしょの話しをしてくれました。
僕が手間を省いて機械の力を借りずに、
人力ですり鉢でがんばることによって、
おねしょを食い止めることに貢献できるかもしれない。

子供たちのおねしょを食い止める、というのは、
P&Gも成し遂げることができない社会貢献ですから、
やりがいがありそうです。

2014年2月19日水曜日

他人に起こることは自分にも起こる

「どうしたら見たことを忘れることができるんだろう、
自分には絶対起こりえないことだ」
といつも思ってました。

一回見た映画を気付かずに再びレンタルして、
見てる途中に「あ、これ前見たやつだ」
と思い出す現象。

しかも冒頭で気付くならまだしも、
クライマックス辺りでやっと
「あ、これ前見たやつだ」と思い出す人がいます。
そういう話しを聞く度に僕は
「ちょっとこの人の頭はどうかしてるんじゃないか」
と内心思ってました。

とうとう僕も同じことをしてしまいました。
『ヤング≒アダルト』を二回レンタルしてしまいました。
しかも悔しいことに、二度目に借りるとき僕は
「この映画ずっと見たいと思ってたんだよな」
と、鑑賞するのをすごく楽しみにして。

冒頭の十分過ぎまで気付きませんでした。
「こういう展開のストーリー知ってるぞ」ていどで。
そこで“デブ差別”を受けて学生時代イジめられていたマットが登場して、
やっと思い出しました。

見たことは思い出したんですけど、
クライマックスを思い出すことができません。
これは、クライマックスまで気付かなかった人と、
どっちがひどいんでしょうか?

確か、マンガの『H2』で雨宮ひかりが、
三回ぐらい同じ内容のビデオをレンタルするエピソードがありましたけど、
それは悲しみと切なさを間接的に伝える秀逸な演出でした。

だけど僕の周りにいる人も、僕も、
悲しみと切なさが漂うどころか、
「ちょっとアホじゃん」
というため息しか出てきません。

結末はどうしても思い出せなかったんですけど、
見たことに気付いた途端、見たいという意欲が無くなったので、
すぐに止めました。
確か面白かったはずです。

2014年2月18日火曜日

ワークショップの案内

2月から5月までの間、
毎週金曜日に「自分で焼く石窯PIZZA体験」を行ってます。
時間は夕方の4時から7時までとなります。
参加ご希望の方は予約をお取りしますのでお電話ください。

3月のワークショップも間近になってきました。
1日には「書きはじめよう“新月写経とはじめての大人書道”」(満員御礼)
8、9日には「葉楽 リース作りワークショップ」
15、16日には「生け花ワークショップ -剣山を使ってみよう-」
21日には「はじめてのウクレレワークショップ.Vol.2」
22、23日には「木べら&ストールホルダー作り」

どのワークショップも魅力的な方たちが講師を務めていますから、
きっと楽しめると思います。
※PIZZA焼き体験の講師については魅力的がどうかは分かりませんので、
参加してみて判断してください。

3月は種まきの季節でもあります。
色んなことにチャレンジして興味を芽吹かせるには良い季節です。
気になるものがあったらお気軽にお問い合わせください。

2014年2月17日月曜日

風速ゼロ着火法

スタッフのT郎くんが昨日アチワさんから聞いた話しです。
アチワさんは西尾における薪割りとチェーンソーの権威です。
[石窯ピッツェリア オーシャン]でも
薪割りアドバイザーとして色々指南を頂いております。

そのアチワさんがT郎くんと並んで歩いているとき、
タバコを取り出してこう言いました。
「風が吹いていてもライターの火は
風の速度と同じスピードで動けば消えない」

タバコをくわえたアチワさんはそう言うと、
ライターを口元によせて突然、
風の進行方向に向かってバッと勢いよく小走りしはじめて
(昨日はけっこう風が強かった)、
チャッチャッチャ、とライターを回しました。
そしてT郎くんのほうを振り向いて口から煙をフーと吐き出し、
ニヤリと笑いました。

「ニヤリと笑った」というのは僕が勝手に付け足しました。
アチワさんが言うにはこの着火の仕方は
「まだたぶん世界で30人ぐらいしか知らない」
らしいです。

この情報をブログに書いたからといって、
この技術を有効活用する人が増えるとも思えませんけど、
一応僕は驚いたので書いときます。

本日の名古屋における風速は5m/sだそうです。
もし今日この着火方法を試したい方がいたら、
5メートルを1秒で進むスピードを出してください。
これは時速18キロですから、ちょっとしたダッシュです。

2014年2月16日日曜日

坂道の途中で

こないだの雪の日のときの写真です。
店長のJ子さんが朝、車で坂を上がろうとしたとき、
慎重になりすぎて途中で止まってしまいました。

これはお客さんに「上がってこないほうがいいです」
という良い目印になったので、
半日このままにしておきました。

今日は天気もすっかり良さそうです。
畑からは菜の花が届いてます。
このまま暖かくなってくといいなー。


2014年2月15日土曜日

ストーブのすき焼き

昨日は久しぶりにすき焼きをやりました。
石油ストーブの上でやるのははじめてでした。
僕は普段粗食です。

米と豆腐、
米と卵を入れたみそ汁、
米と高野豆腐、
米と納豆。

という感じで夜は米と他に一品というパターンが多いです。
ビールを飲んでいるので、
食べる量は少なめです。

僕はDVDかYouTubeを見ながらご飯を食べてます。
行儀がわるいです。
とにかく、米と一品のおかずであれば混乱はありません。
だいたい箸をつける順序、ビールを飲むタイミングは決まっています。

しかし昨日はご馳走でした。
すき焼きです。
すき焼きをやりながらDVD(昨日は『タイガー 伝説のスパイ』)
を見ようとしました。
けれど、忙しすぎて見るヒマがありませんでした。
どこに箸をつけて、どのタイミングで肉から目を離せばいいのか。

石油ストーブは机の横にあり、
ぐつぐつノンストップで肉が煮えている。
肉を取ったら溶き卵につけるか、
そのまま米の上にもっていくか、
春菊をいつ追加して入れるか(昨日は牛肉と春菊だけのすき焼き)、
ビールを飲むのは牛肉か春菊どっちを食べたときにするか、
米を食べるのは……(以下同文)。
割下が足りなくなったら台所へ、
ビールも米もなくなったから焼酎を作りに台所へ。
などなど。

いつもに比べてやることが多すぎました。
『タイガー 伝説のスパイ』も緊迫してたと思いますけど、
こっちも負けないぐらい緊迫していました。
牛モモ肉は200gで680円です。

値段で食事への向き合い方を左右されてはならない、
食物に対する感謝の念に上下はない
そう思ってます。
だけど、牛モモ肉200gで680円は真剣になります。
(ロースが倍の値段ですからそんなに高いわけじゃないですけど)

豚の小間切れとかだったら
もうちょっとリラックスできたかもしれません。
だけどすき焼きはやっぱ牛ですよね。

2014年2月14日金曜日

白い海

今朝は雪が積もっていますが、
オーシャンはカフェ・ピッツェリア共に営業しております。
夜の「FULL MOON BAR」は
交通事情によっては中止となるかもしれません。

午後からは雨予報なので、
道の雪が溶ければ決行できます。
随時Facebookのほうで情報をアップしてますので、
ご来店を予定されている方はチェックするか、
お電話ください。

こちらは白い海です。
息も白いし、
煙突の煙も白いです。

2014年2月13日木曜日

今月はフルムーンBAR

明日は恋人たちのバレンタインデーですね。
オーシャンではムードを出す音楽をやる人を招いて、
「フルムーンBAR」が開催されます。
いつもは新月の夜営業ですけど、
今回は恋人たちが満たされるよう祈りをこめて満月に行います。

天気予報を見ると雪っぽい感じです。
雪予報でも海側は雨になることが多いです。
だけどバレンタインに、
海に雪が降る景色は何だかスペシャルな雰囲気があります。

恋人限定のイベントではございませんので、
友達同士でも気軽にご参加ください。
ピザも焼いてますし、
小皿料理も色々出る予定です。

夜はそんなロマンチックナイトな予定ですけど、
昼間は僕は金柑の種ほじりをします。
甘露煮のための作業です。
金柑スイーツもお楽しみに。

無愛想体験カフェ

サービス業なのにサービスが悪いと、
その悪さがウリなのかと思えます。
名古屋の千種にはこういうカフェがあるのを聞きました。
愛想が無いけど割と客が入っている。

その人は友達五人のグループでお茶をしに店に入りました。
しかし五人席がなかったので、
四人席に別のテーブルの椅子を一つくっつけていいか店員に訪ねました。
「ダメです」

そこで奥のテーブルに五人無理やり座ることにしました。
今度は荷物の置き場所がなかったので本棚に置くと、
「荷物は置かないでください」
と一言。
どこか荷物を置く場所がないか訪ねると、
「ないです」と再び一言。

そのあと一人友達が増えたので、
椅子が欲しいと再び店員に訪ねました。
お店はぽつぽつとお客さんが入ってます。
「この椅子を使ってもいい?」
二度訪ねたそうです。
「……」店員は横目でちらりと見て沈黙しました。

何か言うかと思って待っていても、何も言いません。
無視をして、ダメだということを伝えたいようです。
結局二テーブルに別れて、お茶をして帰った。

僕は話しを聞いただけなので、
だいたいの雰囲気しか分からないですけど、
そういうスタイルのサービス業もあるのか、斬新だ、と思いました。

その店に行った人は
「この無愛想な感じを見せてあげたい」
と言ってました。
このお店にいるお客さんもそうやって、
人を連れてきたくて来ている方たちかもしれないですね。

2014年2月11日火曜日

上品さと豪快さ

「サワラのせいろ蒸しちり定食」を食べました。
蒲郡の形原漁港のすぐ近くにある[食堂 松月]は、
ちょっと上品な食堂です。
味つけ、盛り付けがうるさくなくて繊細です。

付け合わせだってキュウリのQちゃんや着色沢庵ではなく、
椎茸や昆布、油揚げなど具沢山な佃煮です。
浅漬けもじぶんのところで漬けてるのか、
白菜から良い香りが漂ってます。

日替わりの「サワラのせいろ蒸しちり定食」ですけど、
まさか食堂のランチでせいろを使った料理とは、
ちょっと上品な気分になります。
旅館の晩ご飯にだって、
一人一つのせいろが出てきたことはないです。

僕は注文するとき「蒸しちり」って何だろう、
エビチリみたいなピリ辛系か?
と分からなかったんですけど、
せいろに惹かれて頼んでみることにしました。
それで食べ終わって帰りの車の中まで
「ちり」のことは忘れてました。

「蒸しちり」とはピリ辛系のことではありません。
携帯ですぐに調べました。
ダシと酒で蒸した料理のことだそうです。
お店の奥さんに聞けばよかったんですけど、
料理が美味くて満足して出てきちゃいました。

そんな繊細なちょっと上品な料理を出すお店ですけど、
品数は繊細ではありません。
むしろ豪快です。
どこら辺が豪快かというと、
見開きメニューにはこれだけの品数が載っています。

日替わり定食:5
定食:8
丼:8
御飯:5
汁:5
中華そば:13
うどん・そば:19
一品料理:27
合計77品目

77品目です。
制覇するために毎日通っても、
一年365日中77日間かかるので、
これは4.7日に一回は松月で御飯をしなければ達成できない品数です。

中華そば、うどん・そばの品数は、
そこら辺のラーメン屋とうどん屋とそば屋を
三件分合わせたぐらいのメニュー数です。

この上品さと豪快さを併せ持ったお店は貴重です。
僕はまだ二回しか行ったことありませんけど、
後75回は行く気でいます。

2014年2月10日月曜日

重いドロ

今日明日とオーシャンは定休日で、
宮本さんが家の壁を塗りたいというので、
お手伝いに行ってます。
僕は昔塗装の仕事をしていましたから、技術提供です。

藁と土と砂と水を混ぜたものを壁に塗りました。
これらを配合するとドロになります。
600キロ分買ったと宮本さんは言ってました。
今日は三分の一の面積は塗れたので、
200キロ分ぐらいだと思います。

ドロだけでけっこうな重量があります。
宮本さんの家は築70年の和風家屋ですから、
上塗りまで全部塗ったら重さで家が潰れちゃわないか心配です。

今日はもうキーボードを叩くのさえイヤになるぐらい、
腕が重いです。
だからもうこれで終わりにしときます。
おやすみなさい。

2014年2月9日日曜日

甘く見積もるクセ

昨日は石窯ピッツァを焼くワークショップを行いました。
きっと参加してくれた方も楽しい時間になったんじゃないでしょうか。
僕は楽しかったです。
時間は予想していたよりも押してしまいましたが。

僕が一枚のピザを焼く時間は、
生地を延ばすところからトッピングして、
窯に入れて焼き終わるまでで、早くて約三分です。
それを基に初めてやる人は
「まあだいたい十分ぐらいかな」と計算しました。
だけど実際は十五分ほどかかりました。

それに加えて僕が喋ったり、
試し焼きしたりする時間を甘く見積もっていました。
僕は自分が思ったよりもよく喋ったし、
普段のようにテキパキ動いてちゃ説明にならないので、
ゆっくり動きました。

終わってからスタッフに
「思ったより時間かかっちゃったな」
と言ったら、
「最初から無理だと思ってました」
と言われました。

僕はいつも予想を甘く見積もるクセがあります。
いざその場になると他の人に迷惑をかけたりするので、
ちゃんと自分を戒めなきゃいけないと改めて思いました。

ピザ焼き体験はまた次回を企画中です。
興味ある方はまた近日中ホームページにアップ予定なので、
またチェックしてみてください。

来週もまだまだ冷える夜が続きそうなので、
体調には気を付けましょうね。
僕は最近ネックウォーマーをつけて寝るのにはまってます。

2014年2月8日土曜日

指なし手袋はほんのり温かい

昨日から指先がない手袋をはめています。
仕事に行くときとか、
職場に着いて厨房のことをやるまではめてますけど、
あったかいです。

「指が出てちゃあんまり意味ないじゃないか、
指先がいちばん冷えるんだから」
と指なし手袋を軽視してたんですけど、
それが想像よりも温かさを感じました。

確かに指先は裸なんですけど、
ちょっと指が冷たくなってきたなと思ったら、
グーにすると手袋で包めて保護できる。
親指を最初に入れて、
それから後の四つの指を包める。

ところで、
この“指なし手袋”はファッション性が問われるらしい。
ネットでどんな種類があったか検索してみると、
こんなことを書いている人がいた。

「初デートで彼氏が指なしグローブを付けてきたのでドン引きしました」

この“指なしグローブ”は素材とか形が書いてなかったので、
どんなものがドン引きされたのかは分かりません。

まず思いつく素材は
①皮
②毛糸
③スポーツなど(釣り、ゴルフ、テニス)で使うようなハイテク素材

そして形状では
①五本の指が第二関節ほどの長さのもの
②四本の指が一体化して大きな口になっていて、
親指を掌の切れ目から出すタイプのもの。
③さらにそのタイプのオプション版として、
指先をカバーする帽子みたいなのが付いたもの。
④ただの筒状のもの(これは手袋なのか?)

僕の指なし手袋は②×②タイプです。
メーカーはフレッドペリーで、
緑と白のボーダー柄です。
十年近く前に買って昨日までずっと仕舞ってありました。
持っていたことすら忘れてました。

コンビニで買い物をするときも、
銀行で両替をするときも、
指なし手袋をはめたままです。
ドン引きされてないといいですけど。

2014年2月7日金曜日

テイクアウトピッツァの温め方

今日はお客さんがピザをテイクアウトで買ってくれて、
温めてるところの写真を送ってくれました。
ストーブに鍋です。
うまく温めることができたと言ってました。

もうちょっとお手軽に温める方法があるんじゃないか、
と思いの方、おっしゃる通りです。
フライパンに載せてコンロで温めればふっくらしたまま、
トースターならカリッと温めれます。

しかしどちらも無い方で、
ストーブの天板が遊んでいるご家庭では、
ぜひ参考にして頂ければと思います。




2014年2月6日木曜日

寒気の原因

二日前に風邪を引いて、
一日で治ったんですけど、
これだけ寒いと自分の体調が悪くて寒気がするのか、
普通に気温が低くて寒いだけなのか区別がつきませんでした。

近くにる人に聞いてはじめて、
自分の体感温度が適切だと分かりました。
「今日って寒いよね?」
「うん、今日はほんとに寒いね」

もしそこで、
「いや今日はポカポカだよ、大丈夫?風邪?」なんて言われたら、
また体調が悪くなってたんじゃないかと思います。
他人によって左右されるんですから、いいかげんな体です。

それでこれを人に話したら、
「それって要するに『病いは気から』ってことでしょ?」
と言われましたけど、違います。
いや、そうかもしれないですけど、
僕が言いたいのはその手前の原始的な部分です。

『病いは気から』は思考の問題で、
前向きに考えるとか後ろ向きに考えるかとか、
そういう意識の持って行き方ですよね。

だけど僕はもっと単純に、
自分の体は前日の風邪の寒気と、
翌日の気温の低い日の寒気を同じものだと感じたんです。
で「何でそれを区別できないの?」と思いました。

この区別を自分でできないかぎり、
僕は他人の言葉によって簡単に体調を左右されてしまうじゃないか。
僕の自分の体なんだから、
ちゃんと何に寒気を感じてるのかぐらいは耳を傾けて把握したい、
そう思った次第です。

今日も寒いです。
乾布摩擦をしたことがないことに僕は劣等感があります。
だけどする気も出てきません。

2014年2月5日水曜日

処方箋の量

今日はピッツェリア営業できました。
体調不良からは一日で回復しました。
昨日病院でもらった薬が合計でまだ60錠ぐらい残ってるんですけど、
次病気したときまで取っておけばいいんですかね。

二、三年前だったと思いますけど、
花粉か風邪か分からず病院に行ったときも、
錠剤をポップコーンのようにたくさんもらいました。
パクパク食べても無くならない量でした。
このときもすぐに治って薬は結局処分しました。

僕は医学に詳しくないから批判というよりは疑問ですけど、
これは適正な薬の量なのか?
年配のおじいちゃんおばあちゃんと、
健全な二〇から三〇代男性に対して同じ量の薬を処方するのは、
一体どうなんだ、これは普通のことなのか、と。

うちの母親は薬箱に処分するような薬が残ってると、
棄てるのはもったいないからと言って、
何に効くのかも分からないのに飲んでました。
「“何か”には効くわよ」と言って。

薬ってそういう飲み方でもいいのか?
と思いましたけど、
薬はたくさん出された方が安心する人が多いってことですかね。
もうちょっと患者の様子に合わせて、
ビシッと適量を出してくれると、
回復したときの爽快感が増すと思うんですけど。

2014年2月4日火曜日

体調不良のためお休みさせて頂きました

風邪を引いてしまいました。
夜明け前に黒いピザが僕にのしかかってくる夢で
目が覚めました。
今日はピッツェリアお休みを頂きました。
明日は復活する予定で今日は一日寝ています。
ご迷惑をおかけします。

ピッツェリアをオープンして初めての病気です。
僕は風邪をよく引くほうなんですけど、
窯の遠赤外線で体があっためられるせいか、
ずっと調子が良かったです。

昨日は定休日で銭湯に行って湯冷めしたのが
いけなかったのかもしれません。
みなさん方も体調には気をつけてください。

2014年2月3日月曜日

銭湯の招待状

一年に一度、
僕は市内のスーパー銭湯[小京都の湯]に行きます。
というのは、人間には一年に一回誕生日があり、
誕生月には[小京都の湯]から無料招待券が届くからです。

基本的には僕はウチの風呂が一番くつろげるので、
あんまり銭湯には行かないほうです。
だけどせっかく招待状まで送ってくれたなら、
よばれてみようと思って出かけます。

今日はその権利を行使してきました。
そういえば去年は行こう行こうと思ってたのに、
結局期限が過ぎてしまって、
せっかくの招待をないがしろにして申し訳なく思ってました。

それに加えて引っ越しもしたから、
もしかしたら[小京都の湯]ハガキ担当の方も、
今年は気を使って招待状を出すのを見送るかもしれないと思っていたら、
いえいえ律儀に届きました。

その気持ちを今年は無駄にしたくないと思い、
忘れないうちにすぐに行ってきました。
ウチの風呂も落ち着けて良いですけど、
たまに入る大浴場は気持ち良いですね。

なにより僕は冬の露天風呂が好きです。
浸かっては出て涼み、
涼んでは浸かって温まりしてるのを繰り返すと、
なんだかとても贅沢をしてる気分になります。

招待してもらってる身分なのに、
どうもすいません。

2014年2月2日日曜日

インド映画の非合理的アクション

『ムトゥ 踊るマハラジャ』を見ました。
僕はインド映画には詳しくないです。
見たものと言えば『スラムドッグ$ミリオネア』と
『きっとうまくいく』ぐらいですけど、
心にグサッと「インド映画を見た」という印象が突き刺さりません。

だけど『ムトゥ 踊るマハラジャ』は、
「インド映画を見た」というものが刺さってきました。
なぜなんだ?
1995年公開で画質がちょっと悪いからそう思うのか?
それとも20年ちかく前のジェネレーションギャップがあるのか?

そうじゃない。
そんなことじゃないんです。
もっと決定的なことなんです。
そもそも、これが「インドらしさ」なのかどうかは分かりません。
しかしこれはハリウッドでもなければジャパンでもない。
「だとしたらインドだ」という消去法です。

馬車のアクションシーンがある。
この映画には前半と後半の間にハーフタイムがある。
その前半の中盤の後半辺りの部分です。
いや、ちがうかな。
後半の前半の中盤を過ぎた中頃だったかな?

とにかく、馬車のアクションシーンがある。
主人公のムトゥとヒロインのランガが馬車に乗って、
追手から逃げるシーンです。
悪者が数十台の馬車で追いかけてくる。

平原を走っています。
ムトゥが操る馬車は速く、追手はなかなか追いつけない。
そのカーチェイスのような馬車チェイスで敵が脱落していくんですけど、
驚く、というか「え?何が起きてるんだ?」と目を疑う。

平原を突っ走る敵の馬車が、
茂みに突っ込むと敵は投げ出され、馬車は吹っ飛びバラバラになる。
それは“ただの小さな茂み(ブッシュ)”なのに。

ムトゥが敵に向かって藁を投げつける。
藁をぶつけられた敵の馬車はバラバラになって吹っ飛ぶ。
それは“ただの藁”です。

近付いた敵の馬車がムトゥの馬車に飛び乗ろうとすると、
紛れ込んでいたコブラを見つける。
驚いた敵は馬車もろともに吹っ飛んでバラバラになる。
それは“ただヘビを見ただけ”なんです。

最初は「敵をやっつけてるなー」と普通に見てたんですけど、
途中からちょっと意味が分からなくなります。
藁をぶつけただけで人を吹っ飛ばせる設定ってなんなんだ?と。
だけど同時に、
これがもしかしてインド映画というものなのか?ともふと思った。

それがただの小さな茂みでも、
それがただ藁をぶつけただけでも、
それがただヘビを見ただけでも、
彼ら(敵役)は彼らのカルマに従っただけなのだ。
倒される方法が例えどれだけ非合理的であっても、
倒されるものは倒される。

そういうことか?
なんにせよ踊るマハラジャ面白かったー。

2014年2月1日土曜日

書道の明暗

昨日は「新月写経とはじめての大人書道」が行われました。
これは新月写経か大人書道のどちらかに参加できるシステムです。
昨日はドームハウスのほうで写経をして、
ピッツェリアのほうで書道というふうに別れました。

写経のほうは黙々と筆を進める“静かな時間”です。
ドームの中はサラサラと筆が滑る音、
紙が擦れる音、
硯を使って炭を摩る繊細な音が流れています。

それに対して書道のほうは賑やかで、
「上手い!」
「それオリジナリティ!(笑)」
「私たち喋ってなきゃ作業できない!」
というアグレッシブ(動的)な方達が集まってました。

すごくはっきりとした陰と陽、
静と動、
黒と白、です。
「書道はこの人間性を体現する行いなのか?」
と思ったぐらいのN極S極でした。

僕は今日三〇歳になりましたけど、
二〇歳のときとの違いがまだ分かっていません。
変わったといえば変わったし、
変わってないといえば変わってない。

書道のようにはっきりした明暗に別れると、
自分をまだ理解しやすいと思うんですけど。
今の所まだごちゃ混ぜです。