2013年10月2日水曜日

蕎麦湯メイン

・最近続けて丁度陽が昇ってくる時間に
目が覚めています。
紺色の濃い紙に赤マッキーで線を引いたみたいな
まぶしい赤いラインがきれいです。

僕は朝起きるとすぐにお腹が空くんで
朝ごはんをまだ暗いうちに食べることになるんですけど、
そうすると十時頃にお腹が減って困ります。
困って力が抜けてしまうので、
やっぱり何かクッキーやスコーンを食べます。
だから早起きが三文の得にならずに、
早起きが三段腹の毒にならないか心配になってきました。

・そういえば昨日は晩に蕎麦を茹でました。
生蕎麦だったので蕎麦湯が飲めます。
それで茹でる直前にふと思ったのですけど、
普通に二人前とか三人前を説明書きに書いてある通り
「大きなお鍋にたっぷりのお湯を沸かしてください」
という指示に従って蕎麦を茹でた場合、
蕎麦湯はどうなってしまうのか?

たっぷりのお湯に少量の蕎麦を茹でただけだと、
蕎麦湯のあのトロッとした美味しさが出ないのではないか、
と懸念が沸き起こり、
とっさにお湯をけっこう捨てました。

そうすると今度は、
ちょっとのお湯でたっぷりの蕎麦を茹でる、
という状態に逆転します。
メインの蕎麦がおざなりで、
蕎麦湯中心の茹で方です。

ザルの下に鍋を置いて蕎麦湯を受け、
麺を水で流すと若干ぬめっとしている。
だけどもんで洗えば気になるほどではなかったです。

その、蕎麦湯中心に茹で上がった、
というより茹で残った蕎麦湯はどうか。
鍋を回して中の蕎麦湯のまったり感を確認してみる。
非常にまったりである。
液体みたいにせわしなくピシャピシャしていない。
堂々とノロンノロンしている。
「天下泰平」という言葉が思い浮かんで来て、
江戸時代にいるような気持ちになってくる。

これを残ったつけ汁のお椀に注ぐ。
チャピチャピ飛び跳ねない。
素人がプールに体ごと飛び込むのと、
イルカが腰をひねって海に潜り込むぐらい違う。
ツルーッとつけ汁に蕎麦湯が潜り込む。

そのお椀をシズシズと両手で持って、
(イソイソと片手でもいい)
口につけて傾けるとこれもまた
ツルーッと喉に蕎麦湯が滑り込んでくる。
非常にうまいです。

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