2013年10月15日火曜日

石窯丸ごと焼きりんご

・昨日は台風の影響みたいで、
一瞬雲行きが怪しかったのですけど、
午後からは晴れてライブも盛り上がっていたようです。
(僕はピザを焼いていた)
日没後は寒くなりましたけど、
みんな防寒対策をしつつビールを飲んでいました。

・先週から「丸ごと焼きりんご」というメニューが
加わりました。
もちろん石窯で焼きます。
「鶏の丸焼き」「豚の丸焼き」と同じように、
「りんごの丸焼き」と言えばいいんですけど、
何かあまりかわいくないので「丸ごと焼きりんご」になりました。

りんごを受け皿に載せて石窯に投入して、
二〇分から二五分焼きます。
時間にゆとりをもってご注文ください。

最初はホイルを被せて焦げないようにします。
一五分ほどたって中まで柔らかくなってきたと思ったら、
ホイルをとって今度はわざと表面に焦げ目を付けます。
ホイルをとるとすぐに皮から蜜が出てきます。

皮はシワシワの魔女のりんごのようになっていき、
こんがり焼けて破れた皮の隙間からブクブク赤い蜜が出てくる。
それが受け皿の底に溜まるんですけど、
りんごをが芯まで柔らかくなって完成したら、
お皿に移してその赤い蜜を垂らしかけます。

ヘタの窪みに溜まった蜜がまだ熱でジュクジュクいっています。
その隣にジェラートをのっけます。
熱いりんごと冷たいジェラート、
男と女の関係にありがちな温度差を意図的につけます。
この両極端な温度差が絶妙なハーモニーを生みます。

いや、「絶妙なハーモニー」ってなんだか古くさい表現です。
もっとこうなんというか、「珍妙なグルーヴ」?ちがうか。
分かったこうです、「巧妙なアンサンブル」!
どうですかこの形容詞、なんだかカッコいい雰囲気じゃないですか。

「丸ごと焼きりんごのジェラート添え、
その巧妙なアンサンブルをお楽しみください」
うーん……。
韓国で食べた「微妙なサムギョプサル」を思い出します。

0 件のコメント:

コメントを投稿