2013年7月31日水曜日

二期二会

ピザ屋がはじまって
生活のリズムが変わりました。
昼営業と夜営業の間に途中休憩がある。
途中休憩といっても、
サッカーのハーフタイムみたいに短くない。
二時間半ある。
家が近いので僕は帰ります。

帰ってすぐシャワーを浴びて、
ハミガキをして、
少し寝る。
起きたらアイスコーヒーを飲んで、
しばらく扇風機の前に座り込む。
それで頭を徐々に目覚めさせる。
朝と同じです。

朝が二度ある。
というか、短い一日が二度あるといった感じに近い。
それで思ったんですけど、
どうせ一日が二度あるなら、
そのうちの一度は実験に使ってもいいんじゃないのか。

一日は一度しかないと思うから、
「一期一会」が大事だと言ったりするわけで、
もし一日が二度あるなら、
「二期二会」になって、
一回は人間関係でヘマをしてもいいよ、
という諺になる。
そうなれば、人間関係の模擬テストができます。

ユングは人間の社会的な顔をペルソナと言う。
ペルソナは仮面という意味で、
人と接するときは誰もが「自分を演じている」
というようなことです。

自分が一期一会状態のときは、
「この瞬間に最高の自分を演じるのだ」というよりは、
「これこそ正真正銘の自分だ」という気分になってる。

でもいざその一期一会状態から解放されて、
気心の知れた人と一緒になると、
ふーっとため息をついてモラルハザードが起きる。
平気で毒を吐く。

今度は、その毒を吐くことが笑いになるから、
気心の知れた人に対しては、
「毒を吐く自分」が最高の自分になって、
これも一期一会状態になっていく。

これを逆転させるのが二期二会です。
本当ならおもてなしをする相手に毒を吐き、
気心の知れた人に対しては「道徳的な自分」で接する。

誰か試してみたいと思いませんか?
身の破滅かもしれませんけど。

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