2013年6月9日日曜日

田んぼドットコム

昨日僕はカフェで一日仕事でしたけど、
オーシャンの田んぼのほうでは「田植え祭」が行われてました。
百人近くの家族がいらしたそうで、
そんな数の人を田んぼで僕は見たことないです。

スタッフみんなも田植えをする日があります。
店があるので行ける日はばらばらですけど、
一人ずつ交替で行ったりします。
普段店で使っているお米のはじまりの地点に立とうと思って、
苗を植える。

どこがお米のはじまりかと追求しようとすると
(お米にかぎらないですけど)、
人によってはじまりの地点が変わります。

宮本さんは苗代を作って種を蒔く。
その前にどの種を選ぶか、という問題も出てくる。
すると、どこがはじまりになるんだ?
自分の育てたものから収穫した種からはじめるのか?
それとも、どこか他所から良い種を探してくるのか?

僕はずっと天職のことを、
生まれもった才能とか先天的な技術を備えた人が、
その仕事を探し当てて開花させることだと思ってましたけど、
「はじまりを遡りたい」という気持ちになれることも
同じ天職か? と思いました。

僕は米作りに関しては、
田植え以前のことに遡って考えようとすると有耶無耶に、
グレーゾーンの曖昧模糊状態になってくるので、
やっぱりお米のはじまりは田植えにしとこう、となります。

それでも遡ることと楽しむことはまた別物なので、
参加した子供たちは楽しんでやれたそうで良かったです。
帰ってきた宮本さんも調子が良さそうでした。

「今日の田んぼはどっと人が来てくれたなー、
田んぼドットコム!」
と喜んでました。

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