「りょうちゃん、胡椒のストックどこ仕舞ったっけー?」
「あれー? わたし知らなんだー」
というやり取りを昨日の朝、
同年代のりょうちゃんとしました。
「知らなんだ」
という言い方を僕が最後に聞いたのは随分昔のことです。
中学生の頃です。
中学の夏休みにイベント設営のアルバイトをしていたとき、
60も後半のいつも鼻毛が出ている早川さんというおじいさんと
一緒にテントを建てたりしていました。
早川さんは社長に「あの資材どこやった?」
みたいなことを聞かれると
「おらぁそんなもん知らなんだ」
といつも言っていました。
他のパターンには、
「わしゃやらなんだ」
とか、
「わしゃできなんだ」
というのもありました。
さらに合わせ技もあります。
「早川さんライター持ってますか?
「あらなんだ」
無いことを「有らない」にして、
語尾に「なんだ」です。
「なんなんだ?」
「そうなんだー」
というのは普通に言う。
でもそれとは別の「〜〜なんだ」とはなんなんだ?
否定文のときの語尾で使える言葉か?
一つ言えることは、
僕がこの「知らなんだ」を聞いたのは、
早川さんとりょうちゃんの二人だけということです。
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