コリアンダーの花がたくさん穫れる。
可愛らしい花だけど、
飾りにするだけじゃもったいないです。
これは食べたい。
花が咲くとその植物はもう使命を果たしたように、
香りや味が落ちたり、硬くなったりする。
オーシャンでは花が付く以前のコリアンダーは、
トマトココナッツカレーに添える薬味として使っている。
葉っぱを使うときはパクチーと呼ばれることの方が多い。
花が咲いて種が付いたら
それはコリアンダーシードとして、
ドレッシングに入れたり、
カレーのスパイスでもたくさん使う。
その間の時期に咲く花。
花にはあんまり注意を向けていませんでした。
一円玉サイズの白と紫の花です。
でも、この小さな花を噛むとすごい。
はじめに甘さ、
それからほんのりした苦味がやってくる。
その後にピリピリ感と共に、
香りが花びらからプチプチ弾ける。
南国に引っ越すために押し込んだトランクみたいに、
小さな花一枚にコリアンダーが詰まってる。
あんまり実用的じゃないけど、
遊び心が詰め込まれた荷物。
花が咲いた時期の葉っぱには
もう風味があんまり残っていません。
その代わり、風味は上に移っていくらしい。
風味が種に移る直前、
花にコリアンダーが丸ごと宿る。
葉っぱから花へ、それから種に、
味の引っ越し。
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