2013年5月24日金曜日

唐辛子事件

唐辛子にまつわる事件。

①「唐辛子を触った手で目をこする」

たぶん唐辛子にまつわる事件の中で、
最も多いであろう事件です。
特にコンタクトレンズをはめている場合、
事態は深刻さを増す。
りょうちゃんは目をこすった瞬間ヤバいと気付いた。
目を劈くような痛みを与える唐辛子は、
コンタクトレンズを取ろうと思っても、
目を開くことができなくなる。
コンタクトレンズwithカプサイシン効果で、
延々と続く痛みをもたらす。
涙がレンズを洗い流してくれるのを待つしかない。

②「唐辛子の種をほじくり出した竹串でジャガイモを味見する」

この事件は痛みよりも、
ビックリ度が高い。
パスタで使う唐辛子を半分に切って、
竹串でぐりぐりと中の種をほじる。
その竹串を台の上に置いて他の仕事、
たとえば蒸し野菜を作る仕事に取りかかる。
その味見をしようと思って手近にある道具を掴んで、
蒸し加減を確認し、食べてみる。
そこで味のおかしさにビックリする。
辛い。
唐辛子の種をほじり出した竹串を使っていた。

③「唐辛子を畑で収穫してそのあとトイレに行った事件」

シンジさんの人生観は「今を生きる」という感じです。
「今を大事にすれば前後の脈絡なんて考えなくても、
正しい道に沿っていけるだろう」
シンジさんはそんなこと一言も言っていないけれど、
その生きる姿を見ていればそういうことが伝わってくる。
今を生きる。
それは過去にとらわれず、
未来の心配でがんじらめにされず、
今を最高の気分で過ごすということです。
しかしその人生哲学には弊害がある。
物忘れが多い、ということです。
そして無くしたものはほぼ確実に見つからない。
過去にとらわれていないので、
どこで無くしたのか記憶に残らない。
無くしたことに気付くのに一週間かかることもある。
サングラスの年間消費量はおよそ六個だそうです。
ともかく、
シンジさんは畑で唐辛子を収穫して、
その後小用を済ませて帰りの車に乗り込んだ。
走り出してすぐに股間が痛みはじめた。
過去にとらわれていないので原因が分からず、
股間の病気かと思ってすぐ病院に道を切り替えた。
痛みをガマンして向かっている途中、
痛みがやわらいで唐辛子が原因だと分かった。

唐辛子の扱いには気を付けましょう。

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