2013年3月26日火曜日

ウェットスーツの採寸

[カフェ・オーシャン]の店の下では
セレクトショップの[アイランド・サーフ]が営業してます。
アウトドアものから普段着まで揃えてますけど、
ウェットスーツも買えます。

こないだスタッフのT郎が
お客さんの体の採寸をしてました。
オーダーで作るウェットスーツのために。
僕が知ってる服の採寸といったら、
ウェストとか肩幅とか、女性ならバストとかそれぐらいです。
ところがウェットスーツにはその他に何十項目も計る部位がある。

たとえば腕一本とってみてもこれだけあります。
◎ゆき丈
◎そで丈
◎腕付け根囲
◎大腕囲
◎ひじ囲
◎ひじ下囲
◎手首囲

これだけサイズをぴしりと計って作ると
スーツが体に吸盤みたいに吸い付くそうです。
水の侵入をまったく許さない。
僕は何度かレンタルのウェットスーツを着ましたけど、
それでもあのぴったり感は脱げなくなるじゃないかと、
巨大ダコに巻き付かれたような恐怖を味わった。

でもそれを必要とする人たちにとっては
かけがえのないものなんでしょうね。
女性も体の輪郭をすべて計られることを厭わず
オーダーで作るのもそれだけの価値があるからでしょう。

女性用のサイズ記入用紙を見ていたらこういう項目がありました。
◎アンダーバスト
◎乳下がり
◎乳頭間

僕はT郎にどうやって計るのか聞いてみました。
彼はこう言いました。
「おれは計れない」
そういうときはオーナーの小夜子さんを呼ぶそうです。

それで僕は小夜子さんに聞いてみました。
乳頭間って何かと聞かれたらどう言うのか?」
「トップとか、胸のヘッドとかかな。男性店員ならね。
私だったら乳首でいいけど」

小夜子さんはT郎にアドバイスしました。
「男性店員でも当たり前という雰囲気で計ればおかしくない」
T郎はうーんと頭を抱えました。それでこう言いました。
「おれはそんな雰囲気出せない!」

照れ屋のサーフショップ店員、T郎をどうぞよろしく。

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