かなりイラついているぞおれは、
という状態のとき僕はどうなっているか。
イラついている相手に打ち勝つ自分を想像して、
胸がばくばくして体が熱くなり、
ピークに達すると汗をかいている。
僕はそれにけっこう時間が取られる、というのが悩みです。
こうやってブログを書いていても、
ふと苛立ったことを思い出すと、
現実の場面を離れてシュミレーションがはじまる。
こういうふうに言われたらこう返事をして、
こういうたとえ話を持ち出してから、
自分の意見を主張しよう。
というふうに一人バトルが行われます。
勝つまですっきりできません。
でも空想の勝利なので、
それに割かれる時間が無駄で仕方がない。
ふとブログを書いてる途中にこういう想像がはじまって、
はっとしてディスプレーに意識が戻る頃には
10分、20分、30分時間が進んでいる。
いつの間にか時間が飛んで「もう夜中じゃん!」
という感じになる。
こういう勝手に誰かと戦ってしまう(空想で)ことは、
酔っ払ってるときに特に多いです。
でも何かと戦っているときの方が、
ブログも書きやすいときがあるから悪いばっかりじゃない。
そういえば一昨日のクリムト展に
《人生は戦いなり〈黄金の騎士〉》という作品がありましたけど、
その騎士は全身鎧の棒立ちで馬に跨がっている。
とても中に人が入っているように見えない。
戦おうとするとき、
人は防御を完璧にしてから挑む。
酒という馬に乗って、
言葉という鎧をまとう。
そういう意味を絵に投影してしまいます。
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