2013年1月15日火曜日

蒸し饅頭の豚まん

学校の昼休憩にビルの地下にある成城石井に行ったら、
同じ学校の方から豚まんを勧められたので買ってみました。
〈大阪なんば フレッシュ豚まん〉
蓬莱本館の3個入で472円のものです。

帰り道に買い食いしたいところでしたけど、
どこにも寄らず、
ブタマンブタマンブタマンブタマン・・・
ナンマンダブナンマンダブナンマンダブ・・・
と信念を守るためにお経を唱えながらまっすぐ帰りました。

〈お召し上がり方〉
①に蒸し器を使う方法と、
②に電子レンジであっためる方法がある。
とにかく一つ電子レンジに入れる。
「水で湿らせて」と書いてあったので、
霧吹きで吹いてからあっためる。

サイズは野球ボールぐらいですけど、
重量感がけっこうあってずっしりしてます。
背も高い。
ほふほふ。一口食べてわかりました。
餡がつまっていて背が高くなっていたのです。

勧めてくれた人は「皮が病みつきになる」と言ってました。
もぐもぐ。なるほど皮は厚めです。
弾力があって饅頭という皮のかんじがします。

餡に達すると歯ごたえがある。
恥ずかしながら中身をのぞいてみると
歯ごたえの正体がわかる。
大きめに刻んだタマネギと椎茸が、
右大臣と左大臣のように相並び候奉っている。

それを豚肉が王者の風格でもって餡の城を築いている。
餡だけどゴロゴロとしたゴシック建築系の餡で、
だけど古びてぱさついてはいないという餡配です。
あ、いや、案配です。

一個食べて心を落ち着かせてから、
今度は蒸し器を使いました。
「10分〜15分蒸してください」
と書いてあるので13分蒸しました。

ほくほく。白いお肌から湯気が立っております。
電子レンジであっためるときなぜ水で湿らせるか、
蒸したものを食べてはじめて、
蓬莱本館の説明書きを記した方の意図が伝わります。

この蓬莱の豚まんは皮に弾力があって厚い。
およそ1センチはある。
それが蒸すことにより皮の内部にまで蒸気が達して、
弾力にしっとりとした柔らかさが加わります。

豚まんとはなんであるか?
ゼラチン状の餡と口溶けする皮ではないのである。
豚肉を蒸し饅頭でくるんだものである。
という認識の変更を迫る豚まんです。

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