Ocean
文学の海
2012年12月6日木曜日
お湯割り
耳があると通り過ぎてくだけの物音にも目が向く。
目があると焼き付けられたものを手で拭えなくなる。
手があるとすぐに思い出を口走ってたぐりよせる。
口があると時間を数えてしまうから耳を塞ぐ。
からだは蛇口のしまらない水道管。
でもわき出るのが霧島連山の熱い地下水なら、
冷めたコップで割って飲める。
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