2012年12月18日火曜日

宿命の敵

ウディ・アレンの『スリーパー』を見ました。
30年以上前のSFコメディ映画です。

巨大化した物と戦うという状況は、
声に出して笑うような面白いことでもないですし、
見ているときはくだらないと思ったとしても、
見終わってからも頭にこびりつくという影響を残します。

『スリーパー』は200年後の未来が舞台ですけど、
台所に〈インスタントプリン〉というものがあって、
ウディはそれを食べようと思って作ると巨大化してしまい、
プリンにほうきで立ち向かって戦う場面があります。
でもぷにぷにしてるからぜんぜん倒せない。

この状況は同年代の映画である、
『ウディ・アレンの誰でもしりたがっているくせに
ちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう』
の中の「SFボイン・パニック」の章で(どんな翻訳だ)、
巨大化したおっぱいが襲ってくるというのがありました。
これもぷにぷにしてるからぜんぜん倒せない。

そういえば志村けんのバカ殿でもだいぶ昔でしたけど、
夢の中で巨大化したアイドルの谷間の中に、
バカ殿が潜り込もうとしてたのがありました。
ぷにぷにしてるから潜り込めずはじき返される。
あ、でもこれはリアルおっぱいで、
少年の頭にこびりつく別の種類の映像か。

ともかく、ぷにぷにした巨大なものは、
男にとって宿命の敵です。

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