2012年9月11日火曜日

記憶残高

昨日からガルシア=マルケスの『生きて、語り伝える』を
読みはじめました。
読みはじめたと言っても、作品に入る前のページの、
よく詩が引用されてるところに書いてある言葉に釘付けになって、
そこで考えてるうちに満足して、
それから本を閉じて秋刀魚を焼いて晩ご飯にしました。
そこにはこう書いてありました。

「人の生涯とは、人が何を生きたかよりも、
何を記憶しているか、
どのように記憶して語るかである」

僕は10歳ぐらいまでの記憶が少ないと思います。
深刻なトラウマが邪魔をしてるわけじゃないです。
深刻どころか浅はかに、
山の中を走ってたとか、
アメリカに持って行ったコミックボンボンをずっと読んでいたとか、
そういう記憶しかないです。

10代の記憶はなんとかあります。
20過ぎて本を読みはじめて家から出なくなりましたから、
それ以降の僕は死んだようなものです。
そう考えると、
僕はざっと10年間分の生きた記憶を持っていることになる。
ということは、
僕は今日まで249日分のブログを書いてきた。
そこにはそれと同数の249日分の過去の記憶を織り交ぜたから、
残りの僕の記憶は、閏年の2日分を加えて、
3704日分ということになります。
だからまだ9年と少しの間はブログのネタに困らない。
といいなー。
ぽりぽり(じゃがポックルを食べる)。

今朝の雷は1日分の記憶として残りそうです。

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