2012年8月26日日曜日

すす無

「時を計ることは、時を乱すこと」
ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』の中の一節です。
人の体は60も70も色んな時計を持っていて、
でも人は普通それを一つにしようとする、
そんな言い方をしてました。

学校が終わって3・5畳間の(割と狭さが快適)に帰って、
今度は横尾忠則の対談集『芸術ウソつかない』を読んでました。
河合隼雄とのこんなやり取りがありました。
「(横尾)大人というのは、何か目的がないとやりませんからね」
「(河合)目的があって、効率もよくてでしょう。
要するに、魂のためには一番悪いことばっかりしてるわけです」

時間と目的は直線を引くこと。
秒針がカレンダーを進むように、
目的は背中に動機をおぶってプロセスという足で走る。
進むことが前提の二つの行い。

そういう感性論みたいなことを、
ブログを書き進めるために書く僕は、
進みたいばっかりです。

0 件のコメント:

コメントを投稿