僕にとって映画のいちばんのストレスは、
いざ何を見ようかと考えるとなかなか決められないことです。
レンタルショップなんかいっても
あの数の多さに余計混乱します。
映画はたくさんあるけど、
何を基準に選ぶか。
広告の露出が多いからって内容がいいとはかぎらない。
通が好きそうな映画館でやる映画はつまらないという先入観がある。
レンタルショップのランキングとかレヴューを鵜呑みにしたくない。
そんなことを考えてるうちに映画館の上映期間は過ぎる。
そんなことを考えてるうちにレンタルショップの店内を三周ぐらいして、
結局何も借りずに帰る。
そんなことを考えてるうちに、しばらく映画を見ていないことに気付く。
僕は長い間このストレスに苦しめられていました。
ああー、もうなんて人生の無駄遣いをしてるのかおれ!
こうやって優柔不断の自分を責めるなんていうのもまた、
一人二次災害です。
映画も見れない、自分の人生適応能力も自分でおとしめる。
こういう映画の選択に七転八倒してる人には(そんな人いないか)、
「タランティーノ賞」を参考にするのがいいと思いました。
タランティーノが自分のサイトでアップしてるランキングです。
選考にはなんのコメントもありません。
僕は2010年のランキングで選ばれたのを全部見て、
「これは損をした」というのがなかった。
タランティーノの好みが僕に合っているだけかもしれませんけど、
選ぶものが偏ってないとこがまたいいんです。
2011年の1位は『ミッドナイト・イン・パリ』ですって。
これを選ぶ監督が悪い人なわけがない、
という勝手な見解です。
ちなみにタランティーノは少なくても1日1本映画を見るらしいです。
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