昨日はりょうちゃんがホールに掃除機をかけ終えて、
物置きに仕舞おうとしたら、
物置きと勝手口を間違えて掃除機を持ったまま外に出てきました。
僕はトマトの仕分けをしていまして、
掃除機を外に持ってきたりょうちゃんはそこではじめて
間違えたことに気付いたようで、
掃除機と僕を二度見していました。
僕は僕で、
ドライトマトにしようと外に干していたトマトが
悲しくもカビてしまったので、
大丈夫なものとダメなものを選別していました。
これはダメ。左にピッ。
これは良い。右にピッ。
左、右、ピッピ。
左にピッ、右にピ・・・りょうちゃん?
掃除機を外に持ち出したりょうちゃんと、ダメなトマトと良いトマトと。
どれが正しくてどれが間違っているのだ?
外でそんな混乱が起きているとき、
店内では電話が鳴り響き、
ヤーマンが新しくできた電話対応マニュアルを片手に電話に出ました。
電話対応マニュアルを印刷したのは、
オーシャンの誤字脱字王ことタツロー。
彼は自分の会社名を「オーシャル」と書いていました。
かわいいもんです、会社名ですから、一体誰が間違えますか?
ヤーマンだって言いました。
「このままでいいですよ。だって、誰が間違えます?」
そこで彼は律儀にマニュアルを開いて電話に出ました。
「お電話ありがとうございます。カフェ・オーシャルの」
ヤーマンは見事にテンパリました。
次に自分の名前を名乗っていいものかどうなのか分からず絶句して、
もう一度最初から「お電話ありがとうごいざいます」
とくり返したのです。
世の中、いたるところに混沌は、見え隠れしています。
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