2012年6月6日水曜日

青くなっていく人

悩みを抱えた心の異常から、
放射能のように環境の異常から、
人は身体に異変を起こす。

オーシャンの変態ことヤーマンは異常をきたしている。
一昨日彼は、目の下にクマを作ってきた。
言うまでもなく熊ではない。隈だ。
そういう彼はグリズリー、
ではなくただの「リ」が一個抜けた愚図りーだ。

そして昨日ヤーマンは唇を青くして出勤してきた。
唇のXジャパン化。
血の気グッバイ、ヴィジュアル系に転職か!?
新聞記者ならそう書いてもおかしくありません。

まさか原因は放射能か!?
いや、原因は「ホームシックやのー」というところです。
病める心の原因はすべて「ホームシックやのー」と言い換えれる。
見失った自己の身体。
侵されたる無意識の異変。
原因を科学的に解明できないことは文学のフィールドです。
文学的に置き換えて解明することが未来への道。
謎の先に言葉を産むのが文学で、
言葉は希望ですから。
なんて、もっともらしいことを言って人を呆然とさせているうちに、
あやふやに締めくくることもできます。

要するにヤーマンは「ホームシックやのー」ということなんです。
ただし文学の崖っぷち具合は、
それで解明したからといって解決するとはかぎらないことです。
文学的解決は、
右手に崖っぷち左手には絶壁、でも細い道は続いている、
そういう感じの解決です。

青いクマ、青い唇、
次はヤーマンはどこを青くして来るのか。
果たして他に青くする部分があるのだろうか。
つづく。

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