2012年5月8日火曜日

温度差があるとき

温度差があるとき。
それは当事者にとって精神的ダメージ大。
プライドは地に落ち、
できることはただ恥を忍ぶことだけ。

温度差があるとき、
いつも被害者は元気な人たちのほう。
その空間内にいる人たちはただ、
恥を見なかったことにするだけ。

きのうオーシャンではバーベキューがありました。
午後からちらほらはじまり、
おいしい食べ物を食べ、
極上な酒(ビール)を飲む。

そして夜も更けてきたころ突然雨が降ってきました。
パラパラ、ザー。
ぼくらは慌てて屋根のあるウッドデッキに食べ物などを移した。
そして別の男手たちでコンロを運ぼうとしたそのときです。

その中の一人の男性はいつも陽気な33歳の猟師。
溶接してつくった特注のコンロはかなり重く、
4人で運ぶことになった。
20台そこそこの力のあるやつたちが揃っところで、
いざもちあげようと猟師は掛け声をかけた。
「さあいくよ、せいー・・・・りっ!」

特注コンロは持ち上げられ、
すみやかに屋根の下に移動がなされた。
そして掛け声は誰にも触れられず、
雨の音にまぎれて消えていった。
サウンド・オブ・サイレンス。

そして遠くからそのデンジャラスな現場を眺めていたぼくと、
猟師の目が合うと、
SOS信号満載の顔が送られてきた。
パラパラ、ザー。