2012年4月27日金曜日

カツをムネに

働くこと、
バイトでいること、
その不安定さ。
決められた習慣のないこと、
仕事で予期してないことがやってくることはよくあります。

たとえば、明日からペンキ塗りを頼まれていて、
材料もなにもかも用意して現場に行ってみると、
実はまだ仮設足場が立ってなくて何もできず一日が潰れてしまう。
それが一人親方だとして日当2万円の計算でいたとしたら、
その分は丸損です。

こういうこともあります。
居酒屋へバイトに行ったけど、
お客さんがまったく来なくて早上がりをすることになってしまう。
あまり出勤できない学生なら月収にもろに響いて、
携帯電話のお金を払うのにも困るかもしれない。

ノルマ制の営業マンならこうです。
成績がぜんぜん上がらずこのまま月末を迎えると、
歩合給がつかずに固定月給の8万円しかもらえない。
一日もムダにしたくないのに、
上司の緊急ミーティングがはじまって、
その日はまともに仕事ができずに終わってしまう。

楽観的な人なら、
「早く帰れるからラッキー」みたいに思えたりもします。
でもだいたいは「ふざけるな!」ってことになるでしょう。
で、そういう「ふざけるな!」ってなったとき、
いったい誰が「ふざけるな!」になるんですか?

こういう予期せぬ事態はどんな仕事にも勃発しそうです。
そしてそれを解決するのに、
アメリカ式なら労働者VS会社の裁判。
キューバ式なら「じゃみんな働く時間も給料も一緒!」
というふうになりそうです。
でも、なにか良い環境のまま解決できる方法はないんですかね。

矢沢永吉に聞いたら、
「上がりたい!って思わないの?」
なんて言葉が返ってきそうです。
「上がりたい!」って思ったらたぶん、
「ふざけるな!」っていう言葉は自分に返ってきそうです。

ふざけるな、いけるぞおれ!
になって、カツが入ります。
システムよりも、カツが必要なときがあります。

好きな人のカツを胸に、
から揚げは胸よりもモモに。