2012年2月29日水曜日

腰の入らないバターケース

良いバターケースがなかなか見つからない。
「おれはこのバターケースが好きだー!」
というようなものにはこの一年ほど探しましたけど、
いまだ出会うことがありません。

探さなければならなくなったきっかけは、
ぼくがそれまで使っていたものを落として
割ってしまったからです。
ああ悲しい。
今思い出しても悲しい。

それはそれは良いバターケースでした。
和風でモダンだったんです。
形は屋形船みたいで、
なだらかな曲線があって、
竹の葉っぱの模様が散っていました。

じゃ割ってしまって
その間どうしているかといいますと、
「帝国ホテルマーガリン」の
プラスチックの空ケースを使っています。

でもプラスチックのケースだとどうも、
硬いバターを掬うには役不足です。
ステンのナイフでバターに切りこもうとするとき、
手前に力を入れると後方がもちあがり、
後方に力を入れると手前がもちあがる。

ならば真正面からだ!といくと、
横にすっ飛んでいっちゃいます。

土台がふらついています。

しかたないから上っ面をなでるぐらいにして、
少しずつ掬うしかありません。
ぜんぜん腰が入りません。
人間の腰がほんとに入ってたら困りますけど、
やっぱりバターケースは腰の据わったものにかぎります。

パン派朝食人にとってバターケースは、
日々接するものですから、
レンガぐらいしっかりしたやつがいいですね。
サイズもレンガぐらい大きいと、
二回とかに切り分けなくてもいいし。
レンガをくり抜いたらけっこう使えそうじゃないですか。
だれかレンガをバターケースにしてる人いませんか?


牧W一心